ブログのきっかけ ~お前ら平日だけど学校どうした~
築30年のアパートの一室。
一人のアラサー主婦が干からびていた。
新しく始めたパートも上手くいかずに辞め、それどころかこの世に生を受けたことを呪い、毎日毎日体調不良で寝たきりの生活を送っていた。
そんな中、誕生日を迎え外出することになった。
私は何を血迷ったのか若者の街・原宿を所望し、夫と出かけた。
原宿はものすごいエネルギッシュでカラフルな処だった。
とにかく若い子ばかりでアラサーはお呼びでない空間。
ここにいる子達は自分の好きなファッションをしてメイクも頑張って楽しそうに歩いていた。
そういえば自分は今まで原宿をはじめ、都内に行った事も友達と遊んだことすらなかった。 ていうか友達とワイワイした事も数えるほどしか無い。
別に新幹線に乗っていくほど遠い場所でもないのに『東京は外国』くらい自分に縁の無いものだと思い込んでいたし、自ら足を運ぶこともなかった。
原宿でずっと気になっていたお高いブランド服を購入したが、
『みんな好きな服を着るために働いてるんだよなぁ』
と、労働どころか最低限の家事すらまともにできていない自分を恥じた。
もっと若い頃に原宿に行けば、もう少し自分は変われていたのだろうか。
もっと若い頃に友達作りを頑張っていれば、今も連絡を取り合える人がいたのだろうか。
夫が『君は生きる力が無いから心配で先に死ねない』とつぶやいていた。
今回の外出が自分にとって転機になるかもしれない。
少しずつ、変われるように頑張りたい。