ヤマイダレの自己再生日記

社会不適合者なアラサー主婦が少しずつ頑張るブログにしたいです

10年の時を超えて

  スマホの誤作動で、まったく親しくない人にLINEを送信してしまいました。

 

 

 ひとつ文句を言いたいのですが、スマホの誤作動はなんなのでしょう。

ポケットに入れて歩いただけで知らない間にLINE登録が完了してて身に覚えのない公式アカウントからメルマガは来るし、なんなら勝手にアプリが開いてたり。

一番の衝撃は、勝手に通話機能が発動して、仕事中の夫に動物病院での会話が筒抜けだった事。

 

 スマホロックのアプリもあるみたいだし、考えるべきかしら・・・

あ、すみません脱線しました。

 

 

 

 パート前にまったく親しくない人から「?」っていうスタンプが。

はじめは彼女の送り間違いだと思ってLINEを開こうとしなかったけど、なぜか嫌な予感がしてLINEを開いてみたら、自分から先にメッセージを送ってました。

 

しかもやたら長ったらしいURL。 

「昨日寝る前に見てたまとめスレやBでLなモノだったら・・・」心臓バクバクで開いたら、地元の限定した天気予報でした。  いや、開いた記憶ないんだけど。

 

 

 もうそろそろパート先に向かわねばならないので、

慌てて「誤送信です、すみません!」という旨を送ったら「そうなんですね!」という返事が。

 

 で、彼女は言った。

「マイさんて、●●市の介護施設で働いてました?」

すみません、人違いです。

 

 

 彼女の名前は「ぁぃな」さん。

私と彼女の仲を説明すると、10年前のバイト仲間。

私が苦手とするギャル系だったが親切でフレンドリーな人だった。

けど、やはりどこかで分かり合えないと感じていた。

バイト仲間といっても一緒に働いた時期は2週間くらいで、それから約10年音沙汰ナシ。

 

 

 それくらいの仲なのに、何度機種変してもLINEの友達リストにはぁぃなさんがいた。

スマホとかLINEの設定詳しくないからわからないけど、恐らく、ぁぃなさんのLINEには私の名前は無かったんじゃないだろうか。

おまけに私はファーストネームで登録してるし、LINEのアイコンもペットの写真で特定しようがなかったに違いない。 たぶん彼女は私の顔忘れてると思う。

そらぁ「?」って送るわ。

 

 

 ぁぃなさんは結婚して小さい子供がいるらしい。

 

 ごめんなさい、全部知っています。

 

 

 ぁぃなさんは、LINEのタイムランを数年にわたりこまめに更新していた。

今日の他愛のないことから友人知人、家族の事もかなりオープンに。

その写真から優しい旦那さんと可愛い子供や友人に囲まれて幸せそうなのはひしひしと伝わった。

もちろん顔写真も一切隠してなかったし、住所とか特定できそうなくらい無防備に写真を載せてた。

ちなみに彼女、未だに「ぁぃなわ、」って打つ。

 

 

 だから私は最近のぁぃなさんの顔もハッキリわかる。

でも、ぁぃなさんは私の顔すら覚えてないし、なんならまだ本人か警戒してるだろう。

それがなぜかたまらなく罪悪感・・・。

 

 

 私たちが働いてたバイト先は割とブラックというか、ちゃんとしてないというか、、

「なんか流行りに便乗して身内で会社興した、ウエーイ★」みたいなノリの、設立1年のとんでもない会社だった。

 

彼女は派遣会社を通して雇われてたせいか急にいなくなってしまい、私は半年間ひとりでバイトをしてたのだが、職場や仕事内容が特殊過ぎて他人に話してもわかってくれないもどかしさがあった。

 

 

 その会社は昔あった場所にもうなく、未だに存在してるのか謎である。

その建物の近くを通り過ぎるたびにあの会社の存在自体幻だったんじゃないかと思う程だった。

 

 

もしかしたらごく一部のメンバーが手を変え品を変え存続させてる可能性もあるが、社名も変わり、ほとんどのメンバーは消えただろう。

 

 

 ぁぃなさんと約1日やり取りをした。

お互いの近況は一切話さなかったものの、「あの会社ヤバかったですよねwww」という話題で盛り上がった。 ていうか、他に話題がなかった。

 

私も私で、ぁぃなさんが辞めた後の話を少し聞いてほしかったのかもしれない。

ぶっちゃけ彼女はあの会社の人なんてほぼ覚えてないだろう。

彼女もあの会社の事は幻か何かと思う時があるあらしい。

とにかく、共有できる思い出があるって楽しい!

 

 

 

 結局、会話もネタも尽きてしまい、一方的にLINEを中断してしまった。

キリのいいところで「今度飲みに行きましょう」とか言って終わらせられない・・・

建前でも言えない自分は本当にガキ(※29歳)

 

 

 

 しかし、他人とメッセージのやり取りなんて何年振りであろうか。

決まった人間2~3人(※身内含む)しかやり取りしない人間にとっては貴重な、ちょっと疲れた経験だった。