【急募】今から手持ちのカードを増やす方法
垣谷美雨の小説を読んだ。
一人娘の将来を案じた母が親婚活(代理婚活)をする話だ。
一応20代半ばで結婚できた自分としては半分高みの見物気分だったのだが、見事にボコボコにされた。 ノープランな子無しパート主婦はハチの巣である。
小説によると、娘の学歴や職業だけでなく親のスペックも重視されるらしい。
私と両親がタッグを組んで婚活したら、一生誰にも連絡先を交換してもらえないかもしれない。
で、主人公が娘に手に職付けた道を進めるべきだと後悔してたんだけど、そこがマジで寝耳に水。 うちの親ならそんな事一切思わない。
主人公は実在したら65歳くらいなんだろうけど、若いころから手に職付けて子供が小さい頃からずーっとフルタイムで頑張ってきたというのも驚きだ。
うちの母なら、たとえフルタイムできる身体に生まれてもフルでは働かないと思う。
で、話変わるんだけどパート先が暇で暇で困っている時、私の席の隣のパートさんは大忙し。彼女は専門的な仕事をしており、常に引っ張りだこなのだ。
日本語入力ができれば誰でもできるような私の仕事とは全然違う。
私は暇してる隣で「●●サン●●サン」「急ぎでお願い!」とか頼み込まれてるのを聞いてると、自分の存在意義や価値がなんなのかわからなくなってくる。
このゆるま湯のような楽で暇でしんどいパートを一生続けるのか…
↓このブログを始めた時、こんなことが綴ってあった。
夫が『君は生きる力が無いから心配で先に死ねない』とつぶやいていた。
ぐわあああああああああああ~。
さっきの小説の話に戻るんだけど、親は昔の人だから、フリーターでも結婚出来りゃ将来安泰って考えの人で、そう教えられた。 私もそう思ってた。
親のせいにしているわけじゃないが、母が働く女に否定的だったのが確かで、
母が正しいと信じていた。自分の頭で考えてこなかった証拠だろう。
(姉は母の考えとは真逆に大手に就職し、働きながら子育てしてるし)
でも私は、10代でうつ病になって引きこもってた自分がフリーターになれただけで褒めてほしいと思ってたし、奇跡だとも思っていた。
親が死んだらとか、将来のことは一切考えなかった。 バカ、ほんとバカ。
引っ越しで100万単位の金がなくなり、自分の手持ちのなけなしの貯蓄も生活費に消え、初めて背筋が凍った。
親が私を育ててた頃と時代は全然違うし、年金も貰えない。
いい加減考えないといけない、じぶん一人でも生きていける道を。